店主の思い

Link鈴木質店のホームページへのご訪問、ありがとうございます。

 

現在、当店は千葉市緑区おゆみ野で20年以上営業を続けています。
トップページでは創業昭和33年と謳っておりますが、実は当店、曾祖父が千葉吾妻町(現在の中央区中央)で
古物の商売をはじめて100年以上、千葉市内で看板を掲げています。

※法人化が昭和33年なので、より正確性を期すために敢えて昭和33年創業と表示しています 。

 

当店は、店主が子どもの頃は現在の中央区南生実町。生浜小学校~浜野の消防署の通り沿いにありました。
当時は派手な黄色の看板のお店でした。地元では目立っていました。当時の正直な気持ちはちょっと恥ずかしかったです。
店主は30歳前に商売を継いであっという間に二十数年。
現在はすっかり質屋のオヤジ、いや、気持ちはまだまだ質屋のお兄ちゃんです。
妻とともに、これから思いを語りますが、自分語りウザいという方は、スルーしてください笑

質屋を継ぎました

店主は昭和44年生まれ。三人兄妹の長男です。

 

履歴書に書くような経歴は、

はまの幼稚園~千葉市立生浜小学校~千葉市立生浜中学校~千葉県立千葉商業高等学校~千葉商科大学。(千葉商業高~千葉商科大は多い!)千葉愛強いです。千葉県大好きです。

 

子どもの頃から現在まで、剣道を続けています。現在剣道錬士六段(七段挑戦中)。
千葉商業高の恩師、剣道部のT監督(居合道教士八段、剣道教士七段)に感化されて
始めた居合道も現在錬士六段。店主の現在の目標は剣道、居合道の七段、教士号取得。

今の言葉でいう「沼」なのでしょう。剣の道の深遠さにはまり続けています。

はまるといえば、最近、刀剣にもはまっています。趣味と実益を兼ねています。

 

大学卒業後は宝飾大手の田崎真珠株式会社(現・株式会社TASAKI)へ就職しました。
職種は文系の四大卒らしく、営業マン。個人のお客さまへの外商がメインでした。

手前味噌ですが店主は数字を作る営業でした。常に良きライバルと常に競っていたからです。
この良きライバルは営業センスの塊。大胆不敵に見えて、実は緻密。細心にして剛胆を地で行く男です。質屋の息子でした。
現在彼は大阪で質屋を継いでいます。もう30年以上、競っているのか引っ張り合って並走しているのか。店主も負けません!

実は伴侶を見つけたのも会社でした。いつもお客さまと子育てあるあるや韓ドラで盛り上がっている店主妻です。

店主と店主妻は会社の先輩後輩でした。社歴では店主が先輩です。
ご来店いただいているお客さまはお分かりだと思いますが、もちろん現在では立場が逆転しています笑

今でもお付き合いのある当時の先輩や仲間にも恵まれ、無我夢中で仕事をしていた入社4年目、転機が訪れました。

当時お世話になっていた取引先の部長さんから「鈴木君、うちの会社に来ない?」と誘われたのです。
某外資系ホテルの営業企画。面白そうな印象がありました。でも同族で典型的な日本企業の田崎よりシビアなところもありそう。

異業種、仕事も未経験分野。チャレンジしようか、それとも今の会社で頑張ろうか。悩みました。

 

人生の転機というか、色々と重なるもので、ちょうどそんな時期に、妹たちが続けて結婚して家を離れました。
二人とも20代前半でしたので、今では早婚でしょう。
急に寂しくなった千葉に住む両親から「ところで、アンタこれからお店(実家の商売)はどうするの?」と相談されました。

東京でサラリーマン生活を送っていた当時26歳、独身の私に、選ばなければいけない将来の道は3つ。

このまま会社に残るか、それとも思い切って転職するか、この際千葉に戻って家業を継ぐか。

 

結局、悩みに悩んだ末、千葉に帰って家業を継ぐことにしました。
後になってこの時の自分の選択が正しかったと思えるように、肚を括って一生懸命頑張ろうと決断しました。

Link鈴木質店 ~店名にこめた思い~

27歳、田崎真珠時代の後輩だった妻を連れて東京から千葉に戻って、
実家の仕事をしながら、店主はGIA(米国宝石学会)で宝石学の勉強をはじめました。
プロと認められるG.G(Graduate Gemologist)タイトルを取得するのが目的です。

世界基準ともいえる米国宝石学会のカリキュラムは、非常にシビアなものでした。

 

「満点以外は不合格」

いうシンプルで、過酷な最終試験を課しているからです。
クリア出来なければ、また元のカリキュラムのやり直しです。時間もカネもかかります。

※2024年12月現在、日本国内でGGタイトルの取得は出来ません。

 

質屋をやるなら、田崎真珠での経験が生かせる、宝石に強い質屋になろう!と思い、
来る日も来る日もルーペや顕微鏡でひたすら宝石を見続けました。
そして晴れてGGタイトルを取得!晴れて「米国宝石学会宝石鑑定及び鑑別有資格者」となりました。

ここで机を並べて勉強した仲間には、中京圏の大手眼鏡チェーン店の社長や、
誰もが知っている現在東証スタンダードに上場している有名宝石店の創業家一族や、なんと弁護士もいます。

この弁護士とは長い友人です。質屋業、古物の売買に精通していて、あらゆる場面で力になってくれます。非常に心強いです。

 

そして、先々代から当店がお世話になっていた古物業界の大先輩に、

折角なら、千葉市でも新しい街でやってみては?とアドバイスをいただいて、

平成9年当時、まだ新興住宅地として発展途上の緑区おゆみ野にお店を出そうと決めました。

 

そして、せっかく新しいお店を出すのだから、攻めて行こうと思い、質屋っぽくない屋号を自分で考えました。

 

「Link」(リンク)

 

質屋は、モノとモノをつなぐ、人とモノをつなぐ、人と人をつなぐ商売です。
Link(リンク)は、「つなぐ」「つなげる」場所でありたいと願い、そう名付けました。 

お客さまのために、防犯のために

ところで、質屋の仕事は貴金属やジュエリーなど、お客さまのお品物をお預かりします。
質=担保です。お品物をお返しする際に元金+質料(利息等)をいただきます。
お客さまに「質屋にお品物を持ち込んでいただく」質預かりはそこから始まります。買い取りも同様です。
当然のことながらご自身の大切なお品物を預けるお客さまにとって一番の関心は「このお店(=中の人)は大丈夫だろうか?」です。

 

結局のところ、人と人。信用第一です。信頼を得るのは大変ですが、失うのは一瞬。皆さまのお仕事と同じです。
 
そして、近年のリサイクル意識の高まり。物を大切にする価値観、素晴らしいですよね。
お客さまのニーズの多様化から、当店も買取業務はリサイクル買取専門店さんや、近年ではフリマアプリとも競い合っています。

相場、真贋、接客、この商売の全てにおいて常にレベルアップを心掛けています。

 

平成23年、当時は県内質店でも殆ど導入例がない、対象物の価値を見極めるための金性を判別する貴金属エックス線分析器の導入。

導入に関しては、市内でも前例がなく、業者さんと二人で役所に説明に行ったりしていました。高いハードルでした。

 

平成26年、多くのお客さまのご相談にお応えするために一念発起して、質屋営業を続けながら行政書士試験に合格しました。

「平成26年度 行政書士試験 合格率」で検索すると180点の合格点に補正措置が掛かるほどのシビアな年度だったのですが、
店主は補正無しで突破しました。ギリギリ180点だったのですが。
現在、店主は行政書士(千葉会/千葉支部)でもあります。仕事のつながり他士業の先生方との接点も多くなってきました。

そして現在、多くの著書や、NHKをはじめメディアへの登場も多い細矢隆男先生の元で骨董、アンティークを学んでいます。
まだまだ修行中、細矢先生の弟子を名乗れるほどの目は持っていませんが、日々精進を続けています。

 

また、店主は令和2年より、千葉県質屋組合連合会の代表として、千葉県警察学校で、盗犯専科生の講師を務めています。
正確な知識はもちろん、生半可な気持ちでは絶対に出来ない仕事ですが、これも責務です。毎回真剣勝負で教場に立ちます。

質屋をPRしたい!

店主は現在、全国質屋組合連合会(全質連)でPRの仕事をしています。

なんと、質屋にもマスコットキャラクターがいます。「しちまる」という質屋の看板犬です。

蔵の形の頭と、質の前掛けが目印です。とてもかわいいホームページもあるんですよ!

 

また、店主は平成25年から、あの「のだめカンタービレ」原作者の二ノ宮知子先生の最新作
「七つ屋志のぶの宝石匣」の監修をさせていただいております。


作品の舞台は、東京下町の老舗質屋。宝石×コメディ×ミステリー。盛りだくさんの内容です。

主人公「志のぶ」質屋女子で、宝石の気が見える特殊な能力の持ち主。特技は剣道です。

 

七つ屋志のぶの宝石匣は、「逃げるは恥だが役に立つ」「東京タラレバ娘」「無能の鷹」「パーフェクトワールド」と漫画にドラマに大ヒットが続いている講談社Kiss連載中。

「のだめ」もこのKissでの掲載からアニメ化、ドラマ化、映画化されています。

 

二ノ宮知子先生と講談社Kissという稀代のヒットメーカーのお手伝いは非常にハードですが、やりがいもあります。

単行本も令和6年12月13日、単行本23巻が発売されます。既刊はお店に置いてあります。二ノ宮先生のサインもぜひご覧ください。

※監修の件で各所よりお問い合わせをいただくのですが、当店はテレビ等の取材は現在お断りしています。大変申し訳ありません。

こんにちは 店主の妻です

店主の妻です。当ホームページへのご訪問、ありがとうございます。
田崎真珠株式会社の勤務を経て、現在は主人が経営する質店で働いております。

実家は宮城県塩釜市。生粋の東北人です(´▽`)

二人の娘たちも成人して手を離れ、現在の趣味はネットで韓国ドラマを見ることです。

ご来店いただいたお客さまにリラックスしていただけるよう、
気軽に入っていただけるよう、店舗のレイアウト、ディスプレイなどをしております。
お客さまとのおしゃべりを通じて、健康について、子育てについて、人生について・・・教えていただくことも多く、私も日々勉強です。

 

現在講談社Kissで連載されている「七つ屋志のぶの宝石匣」のお手伝いについてですが、

漫画家の二ノ宮知子先生、講談社さまとのご縁は、
先生の代表作である「のだめカンタービレ」の大ファンの私にとって、
まさに、信じられないほどの驚きでした。


この新しい作品の件で、主人が先生から都内で直接取材協力のご依頼をいただいた時、

「漫画(しかも女性誌)の監修なんて自分に出来るのかな」

生来自信家の主人もさすがに自信無さげでしたが、私も手伝うからと背中を押しました。
以来10年になります。素晴らしい経験をさせていただいております。


二ノ宮先生は、素敵なストーリーを紡ぎ出す天才です。
先生と二人三脚で作品を生み出す講談社の歴代の担当編集の皆さまも
本当に素晴らしい方ばかりです。

二ノ宮先生は、取材(先生とホテルでお泊りも!)やお食事会などでもう何度もお会いしていますが、
先生は先生の作品に登場するヒロインのようにチャーミングで素敵な方です!

世界中にファンがいる二ノ宮先生の作品のお手伝いができる幸せを感じつつ、
宝石について、質屋について、改めて真摯に向き合って学ばせていただいております。

 

質屋は、取り立てのない、安心なシステムです。また、当店は特に宝石、貴金属の買取に強いお店です。
断捨離、生前整理、遺品整理といったニーズの高まりから、注目されることも増えてきました。もちろんお見積りだけでも承ります。

 

まだ質屋をご利用になったが無い皆様にも安心してご利用いただけるよう、
これからもお客さまとたくさんのふれあいを心がけてまいります。

Link(リンク)有限会社鈴木質店

〒266-0031千葉県千葉市緑区おゆみ野2-4-10

電話:043-291-3711

営業時間:9:00-18:30

質屋許可証 千葉県公安委員会 千南15号
古物商許可証 千葉県公安委員会  第441020000985号

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